脳は使わないと衰える?物忘れが気になり始めたら試したい4つの脳トレ習慣

物忘れ予防のために指体操をするシニア女性 健康づくり・生活習慣
物忘れが気になり始めたら、毎日の小さな脳トレ習慣から始めてみましょう。

「最近、メガネをどこに置いたか忘れることが増えた」
「人の名前がすぐに出てこない」
「買い物に行って、ひとつ買い忘れてしまう」

このような物忘れは、年齢を重ねると誰にでも起こりやすくなります。

ただ、物忘れが増えると「このままで大丈夫かな」「認知症の始まりでは?」と不安になることもありますよね。

大切なのは、怖がりすぎることではありません。
脳も体と同じように、日々の生活の中で少しずつ使ってあげることです。

難しい勉強や特別な道具は必要ありません。
手や指を動かしたり、少し考えながら体を使ったりするだけでも、脳へのよい刺激になります。

今回は、物忘れが気になり始めた方でも取り入れやすい「4つの脳トレ習慣」をご紹介します。

物忘れが気になったら、まずは脳を楽しく使うことから

脳は、使うことで働きが保たれやすくなります。

筋肉も、まったく使わないと少しずつ弱くなりますよね。
脳も同じように、考える、人と話す、手を動かす、新しいことに少し挑戦する、といった刺激が大切です。

とくにシニア世代では、

趣味が少ない
人と話す機会が少ない
外に出る機会が少ない
笑う時間が少ない

このような状態が続くと、生活の張り合いが減り、物忘れや意欲の低下につながることがあります。

反対に、遊び心を持って楽しみながら脳を使うことは、心の元気にもつながります。

脳トレは、完璧にできる必要はありません。
間違えても大丈夫です。

「あれ、できなかった」
「また間違えた」

そうやって笑いながら取り組むことも、立派な脳への刺激になります。

今日からできる4つの脳トレ習慣

ここからは、自宅で簡単にできる脳トレを4つ紹介します。

どれも道具はいりません。
椅子に座ったままでもできます。

体調に合わせて、無理のない範囲で行ってください。

1. 指まわし

まずは、両手の指先を合わせます。
顔の前で、手の中に小さなボールを持っているような形を作ります。

その状態で、親指どうしを触れないように、くるくると回します。

親指が終わったら、

人差し指
中指
薬指
小指

という順番で行います。

目安は、それぞれ20回ほどです。

慣れてきたら、小指から親指へ戻るように行ったり、反対まわしに挑戦したりしてみましょう。

最初はうまくできなくても大丈夫です。
指がぶつかったり、動きがぎこちなかったりしても問題ありません。

指先を意識して動かすこと自体が、脳へのよい刺激になります。

2. 一人じゃんけん

一人じゃんけんは、左右の手でじゃんけんをする脳トレです。

やり方は簡単です。

まず「右手を勝たせる」または「左手を勝たせる」と決めます。
たとえば右手を勝たせる場合、右手がグーなら左手はチョキ。
右手がパーなら左手はグー。
右手がチョキなら左手はパーを出します。

これをテンポよく行います。

簡単そうに見えますが、実際にやってみると意外と難しいです。

途中で間違えても、笑ってやり直せば大丈夫です。
むしろ「考えながら動かす」ことが脳トレになります。

慣れてきたら、途中で勝たせる手を変えてみましょう。

右手を勝たせる
左手を勝たせる
右手を負けさせる

このようにルールを変えると、さらに脳への刺激が増えます。

3. ○△体操

○△体操は、左右の手で別々の動きをする体操です。

両手を前に出します。
片方の手で大きな丸を描きます。
もう片方の手で、大きな三角を描きます。

これを同時に行います。

最初は、手の動きが混ざってしまうかもしれません。
丸も三角も、よくわからない形になるかもしれません。

それで大丈夫です。

左右で違う動きをすることは、脳にとってよい刺激になります。

目安は1日1〜5分程度。
長くやるよりも、短時間で楽しく続けることが大切です。

座ったままでもできますので、テレビを見る前や寝る前など、生活の中に入れやすいタイミングで試してみてください。

4. 耳たぶマッサージ

耳には、全身と関係するツボが集まっているといわれています。
耳をやさしく刺激することで、気持ちが落ち着きやすくなる方もいます。

やり方は簡単です。

まず、手のひらで耳全体をやさしくこすります。
耳の裏も、上から下へ、下から上へとゆっくりこすります。

次に、耳たぶをやさしくもみます。
強く引っぱる必要はありません。

「気持ちいいな」と感じるくらいの力で、3分ほど行います。

最後に、人差し指と中指で耳をはさみ、ゆっくりマッサージします。

おすすめは寝る前です。
寝る前に耳をやさしく刺激すると、リラックスしやすくなります。

睡眠は、脳の健康にも関係しています。
眠りが浅い日が続くと、日中の集中力や記憶力にも影響することがあります。

ただし、耳に痛みや炎症がある場合は無理に行わないでください。

脳トレを続けるコツは「がんばりすぎないこと」

脳トレで大切なのは、毎日完璧にやることではありません。

「今日は指まわしだけ」
「寝る前に耳たぶマッサージだけ」
「家族と笑いながら一人じゃんけんをしてみる」

それくらいで十分です。

続けるコツは、生活の中に小さく入れることです。

朝の支度の前に1分
テレビを見ながら1分
寝る前に3分
家族との会話のついでに1回

このように、無理なくできる形にすると続けやすくなります。

家族がサポートする場合は、注意するよりも一緒に楽しむ声かけがおすすめです。

「ちょっと一緒にやってみようか」
「これ、意外と難しいね」
「間違えても笑えるからいいね」

このような声かけなら、本人もプレッシャーを感じにくくなります。

物忘れが強いときは医療機関への相談も大切です

物忘れは誰にでもあります。
ただし、次のような様子がある場合は、早めに医療機関や専門機関に相談しましょう。

同じ話を何度もくり返す
約束そのものを忘れる
料理や買い物など、慣れたことが難しくなる
道に迷うことが増える
物忘れによって生活に支障が出ている
本人や家族の不安が強い

脳トレは、あくまで日常生活の中でできる健康習慣のひとつです。
病気を治すものではありません。

不安がある場合は、かかりつけ医やもの忘れ外来、地域包括支援センターなどに相談することも大切です。

まとめ

物忘れが気になり始めると、不安になることがあります。

でも、必要以上に怖がるよりも、今日からできる小さな習慣を始めることが大切です。

指まわし
一人じゃんけん
○△体操
耳たぶマッサージ

どれも特別な道具はいりません。
短い時間で、自宅でも気軽にできます。

脳トレは、がんばるものではなく、楽しみながら続けるものです。

「少し難しい」
「思ったよりできない」
「でも笑える」

そのくらいが、ちょうどよい刺激になります。

最近、体力の低下やもの忘れが気になる方へ。
親の健康づくりをどう支えたらよいか迷っている方へ。
地域や施設で、無理なく続けられる介護予防の取り組みを始めたい方へ。

Well Aging Support やわらぎでは、運動だけでなく、日々の生活習慣や脳の健康づくりも含めて、その方に合った方法を一緒に考えます。

「まだ相談するほどではないかな」と思う段階でも大丈夫です。
小さな不安をそのままにせず、できることから始めてみませんか。

京都市周辺で介護予防や健康づくりに関心のある方は、まずはお気軽にご相談ください。

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