年齢を重ねると、鏡を見たときに
「前より鼻が大きくなった気がする」
「顔の印象が少し変わってきた」
と感じることがあります。
これは、鼻そのものだけの問題ではありません。
顔の骨格、皮膚、筋肉、表情のクセ、噛みしめ、姿勢などが少しずつ変化することで、鼻まわりが広がって見えたり、顔全体が下がって見えたりすることがあります。
もちろん、年齢による変化は自然なことです。
必要以上に不安になることはありません。
ただ、顔まわりの血流をよくしたり、表情筋をやさしく動かしたりすることは、見た目の印象だけでなく、口まわり・噛む力・表情の若々しさにも関係します。
今回は、鼻まわりをすっきり保つために、今日からできる4つのセルフケアをご紹介します。
加齢で鼻が大きく見えるのはなぜ?
年齢を重ねると、顔の骨や筋肉、皮膚のハリは少しずつ変化します。
若い頃は、顔の土台がしっかりしていて、皮膚や筋肉も支えられています。
しかし加齢とともに、顔全体のボリュームやハリが変わると、目元・頬・口元が下がりやすくなります。
その結果、鼻まわりが広がって見えたり、以前より鼻が目立って見えたりすることがあります。
また、口呼吸、噛みしめ、食いしばり、表情の少なさ、猫背姿勢なども、顔まわりの筋肉をこわばらせる原因になります。
鼻だけを気にするのではなく、顔全体の血流や筋肉の動きを整えることが大切です。
鼻まわりのセルフケアが健康づくりにもつながる理由
鼻まわりや口まわりを動かすことは、美容だけでなく、介護予防の視点でも大切です。
顔の筋肉が動きにくくなると、表情が乏しくなったり、口まわりの力が弱くなったりすることがあります。
口まわりの筋肉は、食べる・飲み込む・話す・笑うことにも関係しています。
高齢期には、口の機能が少しずつ低下する「オーラルフレイル」にも注意が必要です。
オーラルフレイルとは、噛む力や飲み込む力、話す力などが弱くなってくる状態のことです。
顔まわりをやさしく刺激することは、血流を促し、表情を動かすきっかけになります。
「見た目を整えるケア」としてだけでなく、口元や表情を元気に保つ習慣として取り入れてみましょう。
今日からできる鼻まわりの4つのセルフケア
1. 鼻の横から頬にかけてやさしくタッピングする

まずは、鼻の横から頬骨に沿って、指先で軽くトントンと刺激します。
強く叩く必要はありません。
気持ちよいと感じるくらいのやさしい刺激で十分です。
目安は、左右それぞれ30秒ほどです。
朝の洗顔後や、夜のスキンケアのついでに行うと続けやすくなります。
血流がよくなると、顔まわりが温かく感じることがあります。
痛みが出るほど強く行わないようにしましょう。
2. 鼻の横の筋肉をやさしくほぐす

次に、鼻の横にある筋肉をやさしくほぐします。
人差し指の第二関節や指の腹を使い、鼻の横に軽く当てます。
そこから小さく揺らすようにして、30秒から1分ほど刺激します。
鼻の横から目頭に向かって、ゆっくりなぞるように行うのもおすすめです。
強さの目安は「痛気持ちいい」くらいです。
強く押しすぎると、皮膚や筋肉に負担がかかることがあります。
右側と左側、どちらも同じように行いましょう。
3. 鼻翼を軽くつまみながら口を動かす

鼻の横のふくらみ部分を、親指と人差し指、または人差し指と中指で軽くつまみます。
その状態で、口を「お」の形にすぼめます。
次に「い」の形に横へ広げます。
「おー、いー」とゆっくり動かすようなイメージです。
これを5回から10回ほど行います。
鼻まわりだけでなく、口まわりの筋肉も一緒に動きます。
口元の運動にもなるため、表情づくりや口まわりの介護予防にもつながります。
ただし、鼻を強くつまみすぎないようにしましょう。
皮膚を引っぱるのではなく、軽く支える程度で大丈夫です。
4. エラまわりのこわばりをほぐす

鼻まわりが広がって見える原因のひとつに、顔の横側のこわばりがあります。
特に、奥歯を噛みしめるクセがある人は、エラまわりが硬くなりやすいです。
手を軽くグーにして、頬の下からエラのあたりに当てます。
小さく円を描くように、やさしくほぐしましょう。
目安は左右それぞれ30秒ほどです。
食いしばりが強い人は、痛みを感じやすいことがあります。
その場合は、無理に押さず、軽めの力で行ってください。
どのくらいの頻度で行えばいい?
最初は、1日1回、3分ほどで十分です。
朝の洗顔後、夜のお風呂上がり、寝る前など、生活の中に組み込みやすいタイミングを選びましょう。
大切なのは、完璧に毎日やることではありません。
「思い出したときに少し」
「顔がこわばっていると感じたときに少し」
このくらいの気持ちで始める方が、長く続けやすくなります。
高齢の方が行う場合は、強く押さないことが大切です。
皮膚が弱くなっている場合や、痛み、腫れ、しびれ、違和感がある場合は無理に行わず、医療機関や専門家に相談しましょう。
家族がサポートするときの声かけ
ご家族にすすめる場合は、
「鼻が大きくなったからやった方がいいよ」
という言い方は避けた方が安心です。
見た目を指摘されると、誰でも少し傷ついてしまうことがあります。
おすすめは、こんな声かけです。
「顔まわりをほぐすと気持ちいいらしいよ」
「口まわりの体操にもなるから一緒にやってみようか」
「寝る前に少しだけ顔をほぐしてみる?」
一緒に行うことで、習慣にもなりやすくなります。
顔のセルフケアは、見た目だけでなく、表情・会話・食事・笑顔にも関係する大切な健康習慣です。
まとめ
加齢によって鼻が大きく見えることがありますが、それは鼻だけの問題ではありません。
顔の骨格、筋肉、皮膚、血流、表情のクセ、噛みしめなど、さまざまな変化が関係しています。
鼻まわりをすっきり保つためには、次の4つのセルフケアがおすすめです。
・鼻の横から頬にかけてやさしくタッピングする
・鼻の横の筋肉をほぐす
・鼻翼を軽くつまみながら口を動かす
・エラまわりのこわばりをほぐす
どれも短時間でできる方法です。
大切なのは、強くやりすぎないこと。
そして、できる日から少しずつ続けることです。
顔まわりをやさしく動かす習慣は、見た目の印象だけでなく、口まわりの元気や表情の豊かさにもつながります。
年齢を重ねても、笑顔で過ごせる体づくりを、無理なく始めていきましょう。
最近、体力の低下や表情の変化、親の健康づくりが気になり始めた方へ。
Well Aging Support やわらぎでは、運動だけでなく、生活習慣や介護予防の視点も含めて、無理なく続けられる健康づくりを一緒に考えています。
「まだ相談するほどではないかも」
「何から始めたらいいかわからない」
そんな段階でも大丈夫です。
個人の方、ご家族、施設、地域団体の方まで、京都市周辺で介護予防や健康づくりを始めたい方は、お気軽にご相談ください。


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